野球部に所属している男の子。
体育の授業でバスケットボールをしてから、左足が痛くなってしまったそうです。
整形外科では「偏平足」と診断を受けたみたいですね。
今回の動画は前回のインソール作成後に行った整体です。
インソール作製対応はこちら
彼はキャッチャーをしていたこともあり、去年は右足の親指を「骨端線障害」と言われて、インソールを使ってなんとかしのいでいたそうです。今痛みが出ているのは、左足の内くるぶしの下あたり。足を内に向けたり下げたりすると痛みが出て、歩いても走ってもずっと痛みが続いているとのことでした。
実際に歩いてもらうと、すでに痛みが出ています。
さて、「足が痛い」と言うと、すぐに「偏平足」と言われがちですが、この選手の場合、立ったときにちゃんと土踏まずがあり、アーチも強く保たれています。関節はやわらかいタイプですが、特徴的なのは「立ったときにかかとが内側に倒れている」ことでした。
実はこれ、内側のふくらはぎの硬さが関係していることが多いんです。
体重を乗せない状態でつま先が内に向くタイプの人は、体重を乗せるときにかかとが床と平行になろうとするため、足全体が内側に倒れやすくなります。そこから「外反扁平足」になりやすいのですが、多くの場合は内側のアーチよりも、外側への荷重ができなくなっていることが原因なんです。
そこでインソール作製と同じ日に、整体を行う事に
足の痛みであったとしても、身体全体から検査を行います。身体を捻る動きでは右足の母趾に体重が乗っておりません。怪我自体は過去のことですが、それをきっかけとして体重を乗せない癖がついてしまったようですね。
足の長も右の方が長くなっておりましたが、首を左にむけると足の長さが揃いだします。これは足だけの問題ではなく、身体全体に歪みが起こっているサインです。また目についたのは右腕の硬さ。これは上腕・肘・手首を広い範囲に起こっており、このせいで右肩やさらには首までを右に引っ張っているようでした。実は首の動き、脊柱の動きも足の機能には関係するんですね。
さて施術はゆっくりと股関節を緩め、腕、首と行っていきます。足に触れずともこの時点でかなり身体の歪みは治まっておりました。最後に足や股関節を施術、そしてこれはご自宅でもやってほしいため原因と起こる危険性をご家族にもご説明し、行ってもらいました。
施術は走ってもジャンプしても
「あ!痛くない!」
とさっきまで足をひきずって歩いていたのがウソのようです。
また右腕の硬さ、彼はキャッチャーですがボールの握りに非常に力みが強い癖が。その部分と肩の使い方、腕の使い方もから投げ方も指導いたしました(以前はリトルシニア球団のメディカルトレーナーを行なっておりましたので)
これで足も痛くない、身体の歪みのきっかけにもなっていた腕の問題もなくなり、
あとは自宅での体操を行なってもらう事になりました。
スポーツ障害と言えど、原因はすこしだけ皆さん違います。
お悩みの方は是非ご相談下さい。
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