今回は、テニスを頑張っているものの、足の痛みで歩いて帰るのも辛くなってしまった男の子のお話です。
「かかとが痛いし、足の内側も痛いんです」と、テニスの練習後に顔をしかめる様子にご両親も心配されていました。整形外科での診断は、外反扁平足に伴う「外脛骨障害」と「シーバー病(踵骨骨端症)」。
長い期間リハビリを行いつつ、練習量も調整しつつ対応されておりましたが
なかなか改善の兆しが見えてはおりませんでした。
一般的には「使いすぎ(オーバーユース)」や「筋力不足」と言われがちですが、当院の視点は少し違います。大切なのは、なぜ彼の足がこれほどまでに「力み」を必要としてしまったのか、その背景にある「感覚の特性」を見極めることです。
実は、彼には一つの大きな特徴がありました。それは「お肌の敏感さ」です。
服のタグが気になったり、髪の毛が肌に触れるとすぐに分かったりする。こうした繊細な感覚を持つ子は、硬い地面の上に立つだけで脳が「不快な刺激」と受け取り、防御反応として全身の筋肉を硬くさせてしまいます。
彼が片足立ちでグラグラしてしまうのは、運動神経が悪いからでも、筋力が足りないからでもありません。床の硬さに反応して、筋肉が「力みっぱなし」のロック状態になっていたからなのです。
この状態で走ったり跳んだりすれば、ふくらはぎは常にパンパン。
そして三半規管(バランスを司るセンサー)の未成熟さも、ふくらはぎの力みの問題となっておりました。
つまりこの段階では、どんなに筋トレやストレッチも効果が薄くなってしまいます。
そこで今回の対応は、まず「感覚のミスマッチ」を解くことから始めました。
・肌の敏感性に対応した中敷き素材
・未成熟な三半規管のトレーニング方法
を行い、次に
整体としては、足部や左足の「腓骨(ひこつ)」の動きを中心い行います。これは 足の外側の骨が上に押し上げられ、ロックがかかっている状態でした。これでは外側に体重を乗せることができず、土踏まずを内側に潰して歩くしかありません。これが外脛骨や踵に負担をかける「外反扁平足」の正体だと持論として思っております。
この骨の連動を丁寧にリリースし、地面を「不快なもの」ではなく「支えてくれるもの」として脳に再認識させていきます。
さらに、この適切な感覚を日常生活でも維持できるよう、彼の足の特性に合わせたオーダーメイドのインソールを作成し、靴の履きこなし方もお伝えしました。
施術後、あんなにふらついていた片足立ちがピタッと止まり、「痛くない。何ともないです」 と、痛みのない事が当然のような表情でコメントをくれました(あれ?さっき歩いても痛かったよね?)
足の痛みであっても、原因は足そのものではなく、皮膚の感覚や脳の反応、そして骨のわずかな配置のズレまで繋がっているものです。 「休んでも痛みが引かない」「インソールを入れたけれど変わらない」とお悩みの方は、一度体全体の「感覚の連動」を見直してみませんか?
〜札幌市の整体院〜
フィジオウェルネスマルヤマ
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