北海道マラソンに出場される方へ
一言お伝えさせてください。それは、
「当日の水分補給ではなく、走るまでの補給が命です」
私は理学療法士として、15年以上にわたりマラソン救護班のテント活動を行ってきました。
(ちなみに今年も救護テントにおります)
その経験から言えることがございます。
北海道マラソンは年々参加人数が増え、大会の規模やレベルも大きく変化しています。
そして近年のブームからランナーの皆さんの自力も間違いなく上がっています。
しかし、脱水症状でテントに運ばれる方は少なくありません。
脱水症状とは、体内の水分不足だけでなく、
塩分やカリウムなどの電解質が不足することで、筋肉の痙攣や嘔吐を引き起こす状態を指します。
無念にも脱水症状で救護班に運ばれるランナーの多くはこう口にします。
「走っている時はちゃんと水を飲んでたんだけどなぁ」と。
ですが、運動中に飲む水は身体に十分吸収されません。
リタイアしてしまう方に共通して多いのは、
前日までお酒を飲んでいた
普段あまり塩分を摂らない
緊張や寝不足
といったケースが見られます。
そもそも運動中には脱水症状を防止できるほど、十分な電解質は吸収できません。
自律神経の働きが違うからです。
つまり、当日の補給では間に合わず、
大会当日までにどれだけ電解質を補給できるかが重要なのです。
「脱水症」という名前から水分だけを意識しがちですが、
実際には水分よりも塩分やカリウムなどの電解質の不足が問題です。
本番まであと10日ほど。
北海道マラソンに参加される皆さん、
ぜひ電解質ローディング(私が今作った造語です)を実践してください。
具体的には、経口補水液OS-1を2日で1本程度を目安に飲んでさらに塩タブレットを摂ると安心です。
では
初参加の方も
●年目の方も
当日頑張って下さいませ!!!
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