ご紹介でご来店いただいた女性のケースをご紹介します。
この方は、整形外科で「モートン病」と診断されていて、足をつくと、場所によっては激しい痛みや痺れが出るとのことでした。
最近では、反対側の足にも同じような症状が出始めたそうです。
実際に足の特定の部位を軽く触って確認したところ、
「キタキタキタキタ!!」
とおっしゃって、ビリビリと痺れが走るような感覚があったようです。
最近では「モートン病」という病名もよく知られるようになってきましたが、
こういった場合にまずチェックすべきなのは「足の骨の位置関係」です。
外反母趾や内反小趾といった横のズレとは少し異なり、
モートン病では「足の骨が縦方向に正しい位置にあるかどうか」がとても重要です。
簡単な検査方法としては、足の指を反らせた状態で骨に軽く圧をかけてみること。
動画でも紹介していますが、違和感や痛みが出る場所が、問題のある部分である可能性が高いです。
この方の場合も、特定の部位に圧を加えたところ、明らかに違和感があるとおっしゃっていました。
ここからが重要です。
モートン病と診断された方には、足の骨を「ざっくり」見てはいけません。
人の身体には206個の骨がありますが、そのうち片足だけでも28個、両足で56個もが足に集中しています。
つまり、全身の約1/4の骨が足にあるんです。とても細かく、精密な構造です。
そのため私たちは、28個それぞれの骨の動きを、症状に合わせて丁寧に確認していきます。
この方の場合、「楔状骨(けつじょうこつ)」という骨の動きが悪くなっていたのが原因でした。
そこで、楔状骨に対してモビライゼーション(可動性の改善)を行なったところ、
施術後には立ったり、ジャンプしたりしてもまったく痛みがなくなりました。
次に重要なのが「靴」の問題です。
靴が合っていないと、靴の中で足が無駄に動いてしまい、症状が悪化しやすくなります。
既製品の靴がピッタリ合うこと自体が、ある意味"奇跡"とも言えるのです。
そのため当院では、靴そのものの加工や、足の骨の動きをサポートするためのインソールを個別に作成しています。
特に、さきほどモビライゼーションを行なった「動きが悪かった骨」に対して、適切に刺激が入るように設計するのがポイントです。
この方も、インソール調整後は、たくさん走っても問題が出なくなりました。
臨床に置いてモートン病の原因は足の骨だけ。
という事はかなり乱暴な話ですが、その部分も重要ですよ。
これからのランニングシーズン
お困りの方は是非ご相談下さい。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
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