真狩村出張整体での施術です。
最初に伺った訴えは「前十字靭帯(ACL)を何度も再建しています」とのこと。なんとこの10年間で、右膝を2回、左膝も2回と、計4回の再建手術を受けられていたそうです。
その手術後から、膝まわりがまるでガムテープで巻かれているかのように張ってしまい、常に痛みがあるとのことでした。
しゃがむことも難しく、リハビリにも真剣に取り組んでこられたそうですが、なかなか思うような回復には至らなかったようです。
そしてとても真面目な性格の方で、登山やスキー、バックカントリーなどにもよく出かけるほど非常にアクティブな方でした。
さて、今回の膝の痛み、特に術後の不調についてですが、やはり膝だけに注目するのではなく、全身の状態を確認することが重要です。
背中や首、さらには腕のバンザイ動作など、さまざまな動きをチェックさせていただきました。
結果的には、今回は膝の問題が中心である印象を受けました。
仰向けでの検査でも同様で、特に左膝はほとんど伸びず、可動域に制限が見られました。
そういえば、以前に右肩を痛めたことがあるそうで、右のバンザイが硬かったのはその影響かもしれません。
施術はまず全身の「力み」を抜くことから始めます。
すると、バンザイ動作もスムーズになり、膝も少しずつ伸びるようになってきました。
そこから、膝の内側を押さえて曲げる、外側を押さえて曲げる、真ん中を押さえて曲げるという3パターンを試しました。
すると、真ん中を押さえて曲げるのが最もスムーズに曲がります。
恐らく、手術の影響で大腿部深層の筋肉(膝蓋上嚢・大腿直筋)が固まってしまっていたのではないかと推測されます。
さらに、足首や脛など膝に関連する骨の位置関係を整え、足首や足趾の調整も行いました。
すると膝の可動域が大きく改善され、かなり深く曲がるようになりました。
ただし、可動域が出ただけではまだ筋力やコントロールが不足している状態ですので、体操もいくつかお伝えしました。
体操後はさらに動きがスムーズになり、実際にしゃがんでいただいたところ、
「こんなにしゃがめたのは10年ぶりくらいです」
とのお言葉をいただきました。
最後に自宅でできる体操を指導して、施術を終えました。
真狩村出張整体は雪の無い時期に月に2回ほど行っております。
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