50代の女性の方が、肩こりのご相談で来院されました。
これまでの肩こりに加えて、最近は右の肩甲骨の内側に痛みを感じるようになり、整体を受けることになりました。

お話を伺うと、全身のだるさ、目の疲れ、頭痛などの不調もあり、さらに腰から背中にかけても痛みが出ているとのこと。
ここ数ヶ月、お仕事がとても忙しく、気を張る場面も多かったそうで、「そのせいかも...」とご自身でも感じていらっしゃいました。

検査では、まず背中の右側がぽこっと盛り上がっていて、胸椎（背骨の胸の部分）が右に回旋しているような状態がみられました。
また、右の肩甲骨はぐっと下がり、左の股関節は外に開いた姿勢になっていて、全身が疲れを溜め込んだように固まっていました。

体は柔らかい方なのですが、バンザイの姿勢では腕が上がりきらず、首も左に向きづらい状態。
こういった動きの制限があると、関節にストレスがかかってしまい、痛みにつながりやすくなります。

仰向けで足の長さを確認すると、左足が長く見えました。
これは骨格のズレではなく、体の使い方の癖によるもので、調整により変化することが多いです。
実際に、首を左に向けることで足の長さの差が縮まり、足にあった圧痛も軽減しました。

検査中、特に気になったのは「リラックスのなさ」でした。
常に気が張っていたのか、体が休まらず、緊張状態が続いていたのでしょう。

そこで、深呼吸から丁寧にアプローチし、体の力を抜いていく施術を行いました。
すると、検査で出ていた痛みがかなり減り、「痛くない場所」が増えていったのです。
リラックスって、本当に大切なんです。

首の可動域を広げるために、顎や腕にも調整を加え、最後に足の調整も行いました。
施術後は、「肩の重さがスッと抜けた」「目が開いた感じがする」「頭の奥のツッパリがなくなった」とのご感想をいただきました。
もちろん、肩甲骨・首・腰の痛みもどこへやら。
　
お忙しい毎日を送っている方には、共通する"からだのサイン"があります。たとえば、

・目からうっすら涙のような「汁」が出る（涙ではありませんが、お化粧が汗以外で崩れたら要注意）
・息が浅い
・バンザイが上がりにくい
・寝不足感が続く
・便秘や下痢を繰り返す

こういった症状があるときは、体が忙しさに耐えきれず、回復が間に合っていないサインかもしれません。
　
「なんか調子が悪いけど、原因がよくわからない」

　
そんなときこそ、無理せず体を整える時間をつくってあげてくださいね。
　
～札幌市円山公園の整体院～
フィジオウェルネスマルヤマ