5カ月前にアキレス腱を断裂し、手術を受けたサッカー女子。リハビリもしっかり行い、医師からはサッカーの許可も出ていますが、サッカーに必要な動きがうまくできずに困っていました。さらに、負荷を徐々に上げていくと痛みが強くなり、今では歩いていても痛む状態に。むしろジョギングの方が楽に感じるとのことでした。
当初はインソール作成のために来院されましたが、歩くのも痛い状態ではインソール以前の問題。まず歩行を確認すると、蹴り出しで踵を上げる時に痛みが出るものの、体重を乗せなければ痛みはないようでした。
全身の状態をチェックすると、背中の動きがほとんどなく、それが足への負担につながっている可能性がありました。試しに、動きの悪い方へ首を向けながら歩いてもらうと、痛みが軽減。さらに、足の圧痛を確認すると一点だけ強く痛む場所があり、そこでも首を左に向けると圧痛が和らぎました。
他にも、脚を上げる動作の硬さが首の向きによって変わることや、骨盤をひねると左腰に痛みが出るなど、背骨の硬さが顕著に見られました。
そこで、整体では首の動きを滑らかにするために左腕からアプローチし、その後右腕、さらに右足の捻挫癖を整えると、首の動きがスムーズに。痛みが強いと交感神経が高ぶり、背骨も硬くなりがちですが、手へのアプローチからも高ぶりを下げることができます。ここはこう!という=の関係ではないのですが、相乗効果は起こります。
最後に左膝の位置を調整し、再度チェック。痛みはかなり軽減しましたが、まだ残っている部分も。そこで坐骨神経の通り道を緩めることで、ふくらはぎの圧痛が改善され、歩行時やジョギング時の痛みもなくなりました。
とはいえ、微細な炎症はまだ残っているはず。しかし、遠方からの来院のため頻繁には通えません。そこで、ご自宅でできる下半身のケア方法をお母さんに指導し、広範囲のケアをしながら大会に挑むことになりました。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
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