小学生の頃から長く歩いたりすると股関節の痛みがあったそうです。
それが中学生になり、部活に入って練習をしていると
その症状が強くなってきたためご来店されました。
ここで注目する点は、特に特殊な事はしていないのに
小学生の頃から股関節の痛みがあったという点です。
という事は歩いている時に何か股関節に負担がくる癖があるのだなという事。これを筋力低下や可動域制限などに結びつけてもいいのですが、それよりも反射的に何かがあると考えた方が自然かもしれません。
そこで歩いたり、ケンケンをしたり、片足立ちをしてもらうと
明らかに踵を着くのを嫌がっているような動きで、つま先に多くの負担が来ておりました。
この状態でまず見る事は感覚過敏の一つである触覚過敏、つまりお肌の敏感性です。
これは肌荒れがしやすいという皮膚のアレコレではなく
・肌に髪の毛がついたらわかる。
・ザラザラチクチクしたものが苦手。
・洋服のタグが気になる。
・服の素材にこだわりがある。
・お気に入りの毛布がある。
といった肌そのものの感受性の事を言います。
この子も例にもれずその傾向があったようで、床の硬さやナイロン系の靴の中敷きに反応していたようでした。
そこで低反発素材のシートに乗ってもらうと、片足立ちも余裕ができ、足が高く上がるようになりました。
恐らくはこの子の状態として、肌が過敏なため長く歩くと自分では意識していないのに、つま先立ちのような歩きになり、ふくらはぎがパンパンになりやすいために股関節に衝撃が行き過ぎたのでは?
と考え、後日に肌過敏の方に適している素材でインソールを作成することになりました。
さてここからが整体です。
まず、痛みが起こるという事は筋肉が全身的にリラックスできていない証拠。
それを深呼吸を行う事で緩んでもらい(これだけで痛みの半分は消えました)、後は股関節にストレスをかけている
・足
・腕
・股関節
と施術を行なっていきました。
「もう股関節の痛みはなくなりました。」
と整体後はさっきまで実は痛かった腿上げの痛みもありませんでした。
激しいスポーツの癖以外にも、筋肉を緊張させてしまう原因はどこなのか?
五感の鋭さからも見る必要があるかもしれません。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
札幌市中央区南1条西25丁目1-17
Maruyama S1ビル3F
営業時間9:00〜21:00 ※当日のご予約は19:00まで
定休日不定休 E-MAILinfo@physiowellness.jp