800mがメインの選手で時期は7月のシーズン真っ只中。ですが、最近の練習で気持ちが悪くなり、だんだんと走れなくなり、久方ぶりにご来店されました。
メイン症状としては胃の辺りが硬く疲れ、呼吸も入ってこない、空気が薄いような感覚がずっとあったそうです。また来店直前の練習中、手の痺れ感が出るようになりタイムも急落。監督からも一旦練習を止められたそうです。
こういった症状自体はまぁまぁ良く見聞きする状態ですが、スポーツ選手はほとんどの例で脱水症状の場合があります(水分ではなく電解質の低下)。また夏場の暑さで練習を頑張り過ぎると、内臓疲労も見過ごせない症状です。幸いにして内科にも言っており、貧血なども調べたそうですが、現状では重篤なものではありませんでした。
こういった臓器疲労を直接整体で治すことは無理ですが、身体の疲れ・癖・バランスの悪さを戻す事は早期の疲労回復にもつながる事と位置づけ、対応を行っております。
まず身体の検査を行うと、肩・首・腰にも痛みがありました。
呼吸が落ちると、肩や股関節は硬くなるものですが、この選手も例にもれず硬い状態に。普段から深呼吸などはやっているようですが、ちょっと走るとすぐに呼吸がしづらくなるようでした。
さて、そんな状態ですが施術は深呼吸から開始します。
普段やっているものより、ちょっとポイントを作り、そこを中心にリラックスを促していきます。
すると検査で痛かった動きに柔かさが出始めます。
これは身体のバランスの崩れが戻ってきているサイン。
そのまま上半身の動きを止めている右の指や肘の周囲を緩めていくとかなり股関節は動きて来ましたが、まだブリッジや骨盤を捻る動作では腰痛や足の症状が。
今度は反対側も施術すると、その痛みは消えていきました。
あとは走ってチェック
「全然違う」
「身体が軽」
という言葉通りに、動きに躍動感が出始め、先程の痛みもどこへやら。
ただここからが肝心です。自身で行う体操をしっかりと伝え、脱水の対応なども説明していきます。シーズン中だけあって、おそらくあるであろう内臓疲労は通っている内科や現場の監督としっかりと話し、どうにかシーズンを無事に過ごしてもらうように願いつつ、整体を終了しました。
余談:この2回後の大会でシーズンベストがでました(笑)
当店はこのようにして、スポーツ選手のコンディショニングにも対応しております。
是非ご相談下さい。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
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