近所の整形外科に寄った帰りに足が痛いため
インソールを希望されてご来店。
ただ腰痛もあり併せて対応致しました。
足は外脛骨障害だったため4年生と6年生時に手術で外れてしまった骨を取り除く手術をされており、今は偏平足と外反母趾のため足が痛いのではと診断を受け、
腰は腰椎分離症と加えて側弯症(角度はそこまでではなく保存療法中)と言われておりました。
まず歩きを見てみると、明らかに足趾に体重が乗っておらず、内側に捻る癖がありました。
ただ歩くときに足が力んでいる。
これは一つのパターンがあり、それはお肌の感受性が鋭い方に多い歩行です。お肌の敏感さがあると、硬い床やザラザラした中敷きの素材に反応して、足が勝手に力んでしまいつま先立ち歩きでちょこちょこと歩く特徴があるのです。
例にもれず、この子も昔はそういった歩きだったそうです。
この歩きは無意識につま先立ちで歩いてしまうために、足まわりの筋肉は常に張り、当然足への負担も大きいのです。
次に腰を見ると、立った状態では背骨が左右に凸凹としており、動きを見ると背骨の動きがあまり見られません。
これでは腰痛は簡単に起こってしまいます。
また肩甲骨の左右差も強く、首の動きもあまり良くない。背骨が動かず、肩甲骨も偏ると首にストレスが多くなるのですが
「肩こりも酷いあります」
と、やはりな状態になっておりました。ただ首の動き片方の腕を緩めると可動域は広くなるのですが、あまりに硬い腕・・・なんだろう・・・と思っていると
「右手は慢性的に腱鞘炎で、酷いと物を持てないんです」
と、首・腰・足の動きの悪さの弊害は手にも表れていたようでした。
さて痛みが全身的にあちこちありますが
やはり施術は深呼吸から行っていきます。
肌が敏感・音も敏感そうな方は、おうおうにして緊張が強くなってしまい、身体を力ませっぱなしな事も特徴の一つになります。
この深呼吸だけでも、検査で出ていた痛みは下がっていきます。
そして手術後にあまり機能が戻っていなかった足
そのせいで位置関係が悪くなってしまった膝を整え
顎・耳・首と緊張を落とし手首を整えていきました。
施術後には先ほどの歪んでいた姿勢に変化が現れます。
「えーーーー!」
という反応通り、
背中の凹凸がなくなり、センターラインも真直ぐに。
ついでにすべての腰痛は無くなっていました。
また足の痛みも走ってもジャンプでも無くなります。
痛かった腱鞘炎の痛みも、イスを片手で持ち上げても痛みは起こりませんでした。
後はこれを維持するための体操ですが、特に息を吐く事を癖にしなくてはなりません。(五感が鋭く緊張が強いため)
また足の手術後の機能回復には、やはり外足に体重を乗せてしゃがむ必要もあります。
これを継続できるかも大事な焦点になりました。
さぁ、歩いて痛みが無くなったらインソールの効果は最大限に発揮されます。今回、この子は肌が敏感な事から、中敷き素材は
中反発素材という素材を使用し、肌の敏感性を抑えました。
作成後は走っても走りやすく、足の痛みも出ません。
まずは痛みの解決方法を知っていただき、今回は終了となりました。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
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