インソールを調整ついでに身体のメンテナンスに。
特にどこかが痛いという訳ではないが、連戦続きで体に疲れがたまってきたそうでした。
痛みに関する主訴が無くても
身体はどんな状態かを教えてくれます。
検査をしていくと、背筋の緊張も強い事が見て取れ、右の背中が凸となり盛り上がっています。
それは背骨の動きが悪くなっており、全身の連鎖がうまくいっていないサインでした。この少年も身体を倒すと突っ張るような腰の張り感が出ます。
また首を上に向くと、完全な正常可動域にはなく
バンザイは右が上がり切りません。
しゃがむ動作も右が深く曲がらない状態でした。
ただこんな状態でも、痛みの自覚は無い選手はとても多いのです。
さて、身体を倒す動きでは背骨の連動や股関節の動きが悪い事が見えましたが、しゃがみ動作を促通するだけで
これらの連動が始まり、側屈や首を上に向く可動域が上がります。
つまりこのしゃがみ動作を自身でチェックし、促通するだけでも身体は上手く動くようになるのです。
次に骨盤を捻る動作やブリッジでは腰が痛みました。
どこかの動きの悪さが腰にストレスをかけているサインですが、これもパフォーマンスを落とすサインです。
深呼吸から施術を始め、頸椎・腕・足と調整をしていくと
これらの痛みは全て消え去りました。
最後は立ってのチェックです。
大会では好成績を残している選手ですが
メディカルやフィジカルトレーナーに見てもらう事が無かったそうで(驚きの才能)、自身でもどうチェックしていいかわからなかったようです。
そこで軽いジャンプ・クローチング・スイング動作などをやってもらい動きの鈍さ、キレの鈍さを確認すると
まだちょっと肩回りが硬いかな?という印象に
ここでまたセルフケアの出番
肘が内側に捻られたままの状態を、セルフケアを指導し動きを滑らかにしてもらうと
スイングや肩の可動域に左右差がなくなり、軽さが戻ってきました。
つまり
①しゃがむチェック
②肘のケア
この2つだけでも、疲れによるパフォーマンス低下はケアできることになります。この2つをしっかり覚えてもらい、今回は終了となりました。
疲れによる身体の不調は、必ずその選手に応じた癖が問題になります。
そこを自分で理解し、ケアができる事が
スポーツにおけるケアの第一歩になります。
~札幌市円山公園の整体院~
フィジオウェルネスマルヤマ
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