腰椎分離症
腰骨の一部が、主には繰り返される衝撃で割れてしまい、一度なってしまうと完治までには半年以上の日数がかかってしまうとてもショックな病態です。
主には子供の骨が大人になる際の骨化時期にそこがどうしても脆くなってしまい、成長期のお子様に大変多い病態です。また若いうちに分離症を起こし、骨がくっつかないまま腰にストレスを加え続けると、今度は腰椎すべり症にもなってしまうのでは?というホントに厄介な病態なんです。
痛みは反ったり、反ったまま捻ると高確率で誘発されますが、まれにほとんど痛みがでないケースもあります。
ですのでほとんどのケースで専門的なスポーツ活動が禁止されてしまいます。ただ、体育の授業ではほとんどならないため、学校体育程度であれば状態により許可する先生もいらっしゃいます。
そして鑑別にはどうしてもMRIもしくはCT検査が必要で、レントゲンだけではかなり離れてしまってからでないとわからない事が多いのです。
とまあ分離症の恐ろしさや病態は上記の通りですが、この子はどうも違うようでした。
ただ投球後には必ず腰が痛くなる。お医者さんもそんな腰痛を繰り返すと分離症になるよ!とちょっと警告していたかもしれません。
ですが整体やリハビリではここが勝負所
なぜ腰にストレスがかかっているのか?
を実際のスポーツ動作も併せて考えながらアプローチする必要があります。
今回の子では、
・腕が上がらないほどの固さ
・投球時に重心移動がみられない手投げ
・重心移動の要である左足(軸足)が怪我によりうまく使えていない
・呼吸状態があさくアバラがうまく動いていない
といった特徴が主に腰にストレスをかける原因かな?と思いアプローチいたしました。
結果はご覧の通り分離症ではありえない動きができ、腕も上がりやすく、投球もスムーズにできるようになりました。
ただお母さんからは「小学生の時はこうやって投げていたんです」
との事。中学生のリトルシニアにはいってから徐々に手投げになっていったそうですが、硬式ボールが重いのか、身長が一気に伸び身体の使い方が悪くなったり、身体が硬くなったりかはわかりませんが
確かに以前とは違った動きをしていたようでした。
ほんとご両親はよく見ていらっしゃいますね。
さて、スポーツでの腰痛は動きも含めて原因を考えなければなりません。
お悩みの方は是非ご相談下さい
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